浅間山麓の農村風景を見渡す絶景露店風呂。信州八重原温泉「アートヴィレッジ明神館」

信州東御市八重原台地明神池のほとりに、1994年、旧御牧村の村営施設として、竹下内閣時代の「ふるさと創成」資金等を使って開業しました。竹紙すき体験工房やコテージ、マレットゴルフ場などがある「芸術村公園」内の温泉宿です。

周囲を取り囲む田園から一段高い丘陵地にあり、目隠しのない露天風呂からは、水田にキラキラと反射する日差し、雪にスッポリ覆われた山々、澄み切った青空という標高約700mから望む浅間山や高峰高原の雄姿、眼下にひろがるのどかな田園風景は季節ごとにさまざまな表情をみせます。

源泉は2km離れた場所にあり、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で弱アルカリ性の湯は肌によい。源泉温度は55.5度で加水している。                 2018年7月16日入湯

火山の恵みは日本一の癒しの赤褐色の温泉。信州小諸「天狗温泉浅間山荘」

車で小諸市から浅間山へ向かうチェリーパークラインから高峰高原を目指す坂道を進む途中、浅間登山口と書かれれた大きな柱が現れ、右に折れると砂利道の林道は、車がすれ違うのがやっとの道です。約4km、15分程度登っていくと標高1400mの終点に現れるのが宿の背後には山が覆いかぶさる迫っている「天狗温泉浅間山荘」です。もともとは浅間山登山のための基地として親しまれてきた宿で、敷地の奥には浅間山への登山口を示す鳥居が立っています。

「天狗温泉」の由来は「浅間山麓で修行していた行者が湯に浸かっている姿を天狗と間違えた」「赤い湯が天狗を連想させる」なぢ諸説ありますが、多くの登山客を癒してきた湯は、オレンジ色の近い茶色、とても天然の色とは思えないほど鮮やかな色です。

男湯、女湯の内湯が各1つずつあり、浴室に入ると浴槽からあふれる赤褐色の湯が目にひきます。壁一面に広くとられた窓から光が差し込み、赤色が一層鮮やかです。泉質は単純鉄冷鉱泉で湯はもともと9度で約40度に沸かして使っています。もともと自然に湧き出た源泉は透明だが、鉄分が酸化して色が変わります。弱酸性の湯は肌にやさしく、豊富に含まれる炭酸は疲れた筋肉をほぐしてくれます。                2018年1月14日入湯

自然サイダーとも呼ばれる宝命水が湧き出す100年の名湯・佐久「初谷温泉」

国道254、通称コスモス街道沿いに奇岩怪石が連なる景勝・内山峡。その街道から道をそれること約15分、車がやっと通れるほどの狭い山道に、この先に宿が本当にあるのかおぼつかなくなってきた頃、ようやく初谷川に寄り添うように建つ、湯治場の風情を残す一軒宿「初谷温泉」の建物が見えてきます。荒船佐久高原国定公園内に佇み、自然に囲まれた環境は、ストレスがたまった体によいとのこと。

開湯は古く、明治18年、初代増野定八が栗拾いに行って赤い水が湧いているのを見つけ、持ち帰って病弱な母に飲ませたところ快方に向かったのが創業の由緒です。壁際が温泉湯で、手前がさら湯の2槽に分かれ、まず、さら湯に入って体の汚れを落とし、温泉の成分を吸収しやすくなったら温泉湯につかります。

宿の裏手、敷地内の初谷沢の縁から湧き出す「宝命水」と名付けられた源泉は。鉄分を多く含んだ茶褐色の湯で、胃腸によいといわれています。宿が用意してくれるペットボトルに汲んで宝命水を飲みながら入浴するとさらに効果があるといいます。

2018年11月17日入湯

のどかな山村に息づく美しき水の流れ、“犬ころの滝”を見下ろす「南相木温泉 滝見の湯」

群馬県と境を接する南相木村は東西に長く、県境付近を源に豊かな原生林をくぐり抜けてきた三川と栗生川が東から西に流れています。二つの川は役場付近で南相木川となり、千曲川に注ぎます。流れはどこも急で、見ごたえのある滝が点在しています。

三川の上流、「犬ころの滝」別名「ワンちゃんの滝」の脇に日帰り入浴施設「南相木温泉 滝見の湯」があります。このユニークな名前は、その昔、悪さをする山犬に困り果てた村人がここに犬を追い落としたことから付けられたといいます。道路脇に階段があり、下りて間近に見ることができます。ゴツゴツとした真っ黒な岩肌をなめるように水流がほとばしっています。

犬ころの滝が眺められる大浴場には、浅瀬浴槽や電気風呂があり太陽の光が入り込む明るい浴室に、高温サウナとミストサウナの2種が設置されています。

開放感に浸れる露天風呂にはサンデッキがあり、太陽を浴びて日なたぼっこができます。泉質は単純泉、源泉温度は28℃で低張性弱アルカリ性低温泉です。効用は神経痛、関節痛、筋肉痛等に効きます。

 

ホテルグリーンプラザ軽井沢「奥軽井沢温泉 暁の湯」

標高1000m以上、浅間山の山懐に抱かれたホテルグリーンプラザ軽井沢の天然温泉「奥軽井沢温泉 暁の湯」。地下1600m、活火山の地下から湧く湯量富な湯の泉質はナトリウム・硫酸塩塩化物炭酸水素泉です。

ミネラル豊富でお肌に優しい柔らかなお湯は、慢性皮膚病、関節痛、筋肉痛などに効果あり、疲労回復にもってこいの湯です。

内湯以外にも屋根付きで雨天でもゆったりと手足を伸ばして寛げる露天風呂には岩風呂と香り豊かなヒノキ風呂、そしてユニークな洞窟風呂があり、澄んだ高原の空気や紅葉の木々を楽しみながら、さまざまな浴槽でくつろげます。

特に浅間山の溶岩をイメージしたという赤壁の洞窟風呂は、薄明かりの中に湯が照り返し、どことなく幻想的な雰囲気です。

敷地内から湧き出る源泉を利用して、駐車場脇には無料で入れる足湯も完備されていてベンチに腰かけて足を浸しながら旅の疲れが癒せます。

標高2000m 星降る極上のリゾート!信州小諸高峰高原温泉「高峰高原ホテル」

上信越国立公園内の絶景宿。富士山や八ヶ岳連峰を望む標高2000m、雲と同じ目線で楽しめる大浴場“こまくさの湯”が自慢のホテルが「高峰高原ホテル」です。

星降る雲上のリゾートは冬スキー、スノーボードを楽しめるアサマ2000パークスキー場が近くです。

ガラス張りの大展望ロビーからは富士山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスなどが眺められます。大自然の絶景に心が軽やかに解き放たれていきます。

こまくさの湯は、雄大な景色を眺めなが一日の疲れを癒せる展望温泉で、泉質はナトリウム-塩化物泉です。

真田一族発祥の地でリラックス!真田温泉「ふれあいさなだ館」

国道144号上州街道沿いにある信州真田情報発信基地「ゆきむら夢工房」から一本中に入ったところに平成5年オープンの日帰り温泉施設「真田温泉 ふれあいさなだ館」があります。外観は地元の武将真田氏の館をイメージした純和風の趣でありながら近代的な建物。

16-10-29-16-26-31-591_photo

屋根瓦には六文銭があしらわれ、玄関には真田幸村の赤備えの甲冑鎧が飾られ真田一族の里であることを実感します。

16-10-29-16-26-44-763_photo

男女別の大浴場に純和風の庭園露天風呂、そしてプールも併設されています。岩組みの露天風呂は庭園の中にあり、四季折々の姿が楽しめます。内風呂の広い浴槽には、気泡湯、打たせ湯、歩行湯もあります。泉質はアルカリ性単純泉。

真田の里を巡ったあとの疲れを癒してくれる施設です。

金太郎を生んだという伝説が残る子持ちも湯!田沢温泉「有乳湯」

山あいの田園風景の中を進むと、ひっそりとした温泉街に行き着く。宿の数3軒(昔は4、5軒)の小さな温泉「田沢温泉」である。十観山(標高1284.5m)の山腹、標高700mの山あいにある湯けむりを上げる田沢は、湯治が全盛であったころの”湯場”という呼び名が今に通じそうな、ぬくもりのある落ち着いた佇まいのままである。飛鳥時代に行者が発見したという伝承が残るほど歴史は古い。湯治に訪れた山姥が、鬼退治で有名な坂田金時を産んだ伝説もあり、古くから子宝に恵まれる「子持ちの湯」、乳が出るようになる「有乳湯」と親しまれ、現在の共同浴場の名に残ったという。

川のせせらぎと鳥の鳴き声を聞きながら、白壁や格子窓の建物に囲まれた石畳の坂道を上がると、島崎藤村が愛用した国の有形文化財「ますや旅館」、古き良き温泉情緒を満喫しながら歩けば「有乳湯」に着く。

2015_0430_114744-P1060873温泉街の雰囲気に合わせた趣ある木調のしつらえで、館内には清々しい木の香が漂う。唐破風の屋根がりりしい共同湯「有乳湯」は、10人ほどが入れるタイル張りの浴場は、大きな窓で明るく清潔感があり39°~40°のお湯はぬるく感じるが、湯口から大量の湯が源泉100%で掛け流されているせいか、10分もつからないうちに肩までしっかりと浸かっていると、じわじわ全身が温まり、額からうっすらと汗が噴き出す。肌がすべすべになるアルカリ性の湯は、微かにゆで卵のような硫黄臭がするのだが、いつのまにか無数のきめ細かい泡が身体を包み、湯冷めせず、冷え性に良い。飲めば肝臓や腎臓、胃腸の調子を整え、便秘や糖尿病などにも効くと評判で、飲み口は硫黄臭を感じない。

2015_0430_115003-P1060874

共同湯にもかかわらず、洗い場はブースに仕切られ、源泉シャワー付きという贅沢さ。これで200円は安い。

開湯300年の歴史を誇る美肌の湯!信州春日温泉「国民宿舎 もちづき荘」

蓼科山(2530m)が北に広い裾野を引き、幾筋もの谷が刻まれるが、代表格が春日温泉。その渓谷が佐久平に向け開け始める一角に、開湯330年という美肌の湯があります。そこに建つ「国民宿舎 もちづき荘」は、美肌をつくるメタケイ酸たっぷりの優れた泉質に加え森林浴も楽しめる。

2015_0523_171103-P1080146

「鹿を見つけてたたずむと、足元温かかった。」というかつては御鹿の湯と呼ばれた温泉発見にまつわる伝説も語り継がれている。

打たせ湯がある1階の「滝風呂」は窓が広く、明るく開放的な印象。男湯からは浅間山を北に望む。2階とつながる「岩風呂」は、洗い場や壁に地元産の鉄平石を使い、湯船を自然石で囲んでいる。

2015_0523_170129-P1080144

泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、関節痛等に効きますが、何といってもツルツルの美肌効果が一番です。

昭和のにおいがする秘湯!信州丸子温泉郷「霊泉寺温泉 和泉屋」

戸隠の鬼女 紅葉を退治し疲れ果てた平維盛が、この地で世にも不思議な音楽、五彩の虹に魅かれて近寄ってみると、それはほとばしる温泉でした。そこで維盛が傷ついた体を湯で癒したのが始まりと伝えられているのが「霊泉寺温泉」。早速、僧空海に命じて白山大権現と金剛山霊泉寺を建立したと伝わります。霊泉寺温泉は鹿教湯温泉・大塩温泉とともに環境省指定国民保養温泉地の丸子温泉郷を形成しています。

美ヶ原の北の裾、三方を山に囲まれ、古刹霊泉寺の寺湯として、細々と生きながらえてきた出で湯でそれだけに古い時代の素朴さが残っているのである。本当に穴場のような存在なのです。

国道254号からと鹿教湯温泉に向かう途中左折し、霊泉寺川沿いに走ること2KMで、赤い欄干が印象的な橋「寺前橋」が見える。橋の向こうに目指す文豪武者小路実篤が逗留の地(中屋旅館)としてこよなく愛した霊泉寺温泉に到着する。

2014_0102_131334-P1040162

「日本秘湯を守る会」の「和泉屋」さんにおじゃますることにした。「和泉屋」は昔ながらの湯治場のような雰囲気を残す鉄筋建ての建物で、2Fから渡り廊下を進んでいくと浴場に到着する。

今回露天風呂は使用できなかったが、たっぷりの湯が心地よい天然石造りの大浴場の浴槽に身をまかせると心身ともに寛いだ気持ちになった。泉質はアルカリ性単純温泉で体はよく温まる湯であった。

2014_0102_123815-P1040159