万葉のロマンあふれる信州はな桃の里・園原の一軒宿「野熊の庄 月川」

岐阜との県境にある信州阿智村園原は、かつて都のあった京都と関東、東北を結んだ古代東山道が通り、難所神坂越えの休憩地点として平安、鎌倉時代に栄え、「箒木の心を知らで園原の道にあやなく惑ひぬるかな 光源氏」と源氏物語にもでているように紫式部や清少納言など多くの都人に知られていたのである。また県歌「信濃の国」にも「たずねまほしき園原や」とうたわれるなど、随所に歴史の面影を残す地である。今その園原の里は月川温泉郷を中心に花桃の里に変貌している。

恵那山の別名が野熊山と呼ばれることから名付けられた「野熊の庄 月山」の月川温泉の開湯は1991年のことで、中央自動車道恵那山トンネル上り線の工事に伴う残土によって、園原には土砂の造成台地いくつもつくられ、豊かな自然が変わりゆくことから花桃が植えられ、山村再生事業の一環として建てられたのが「月川」で、水道の確保のために掘削した場所から温泉が湧出したのである。無色透明の温泉は単純アルカリ泉で冷泉のため加温しているが、フッ素とラドンを含んでいる。野趣に富んだ石組みの露天風呂からは四季の装いを変える園原の里山を望めます。

本谷川沿いと宿の周囲を囲むように花桃が植えられており正しく桃源郷である。

神々の住む村に南アルプスの麓から湧き出る天然療養泉「遠山温泉郷 かぐらの湯」

中央構造線の遠山川断層と赤石断層が交差しているここ遠山郷の断層は特殊な地形からは、天然の「気」が発生しているといわれており、遠山温泉郷「かぐらの湯」は、全国でも珍しい42.5度の塩化物泉で天然療養泉としてまさに神からの贈り物である。浴室の中に飲泉場があり、飲むとゆで卵の味がするのである。

遠山郷霜月温泉「かぐらの湯」は地元の祭り「霜月まつり」の様子を再現した銅像と飲泉場が出迎えて くれる。この祭りを 参考にして制作されたのが映画「千と千尋の神隠し」らしい。

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施設の中は、木材をふんだんに使用し天井も高くて非常に開放感があり、ちょっとした待合いの所にも「霜月まつり」を再現した人形が飾られている。

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お風呂は大浴場に広々とした開放的な露天風呂、源泉の飲泉場が浴室にあり、最初の掛け湯が源泉である。さすがに浴槽には加温、循環、消毒された湯が流れているが若干硫黄臭が漂っている。泉質はナトリウムーカルシウムー塩化物泉で湯上りは本当にぽかぽかである。神からの宝物からは、大自然の個性的な趣と心と身の癒しに加え、 神にも出会えそうな心あらたかなひとときが満喫できるのである。

 

 

 

南アルプス赤石岳の麓に佇む天空の湯殿「小渋温泉 赤石荘」

南信州を諏訪市から南下、高遠・長谷、大鹿村を経て静岡県へ抜ける国道152号沿いは、古代から東西勢力の拮抗する分岐点となっていました。南北朝時代には後醍醐天皇の皇子・宗良親王が東奔西走し、戦国時代は武田信玄が戦道と利用するなど歴史の痕跡を数多くとどめている。かつては秋葉街道と呼ばれ、火伏せの神を祀る秋葉神社へ続く信仰の道に小渋温泉は佇んでいます。山腹にせり出すように立つ「赤石荘」は村営の保養施設です。宗良親王の家臣・渋谷三郎により室町時代に発見されたと伝わる温泉の泉質は塩化物炭酸水素塩冷鉱泉で慢性皮膚炎、リウマチ、飲用で糖尿病、胃腸病等に効用があります。

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南アルプスの主峰、赤石岳を眼前に仰ぎ、眼下に小渋川渓谷を望む切り立った山腹にせり出す露天風呂は「天空の湯殿」として絶景の一言に尽きる。明治25年(1892)には日本アルプスの父として知られるウエストン訪れた記録があります。

ひなびた山中でシュワシュワの炭酸泉に浸かり仙人気分 信州木曽町「二本木の湯」

木曽谷から岐阜・飛騨高山へ抜ける国道361号から外れて約2Km、ひなびた山あいの集落に秘湯「二本木の湯」があります。その昔から御嶽山の信者等に利用されていました。

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落ち着いた印象の木造平屋の建物に入る。地下80Mから湧きだす源泉は、炭酸を豊富に含み、口に含むとかすかに刺激が広がる、含二酸化炭素・カルシウム炭酸水素塩冷鉱泉です。100%天然温泉の湯は無色透明だが、鉄分を多く含んでいてお湯は赤茶色。鉄平石の湯船に、ざんぶりとつかり、中央アルプス・駒ケ岳を遠くに望むと、仙人にでもなったような気分です。

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浴槽に身を沈めると、とたんにシュワシュワっと細かい気泡が全身を包みこみ、お尻のほうからよじ登ってくる泡の感触がくすぐったく感じますが、身体の芯から温まり、泉質の良さが実感できます。源泉の泉温が12.9度と低く、加熱循環されていますが、湯船からのオーバーフローも多く、新鮮さは失われていません。

源泉は神経痛、筋肉痛、やけどに効能があり、特にアトピーによいとされます。

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名監督由来の南アルプス伊那谷の懐に抱かれる湯 信州高森「信州たかもり温泉 御大の館」

飯田市から中央道沿いに車で北へ走らせると高森町に入ります。天竜川西岸に広がる河岸段丘にリンゴや梨の果樹園がひろがります。このあたりには「ましのワイナリー」もありますよ。道路両側に広がる果樹園を横目に車を走らせると、信州たかもり温泉「御大の湯」に到着です。「御大」として親しまれた高森町出身で元明治大学野球部監督・故島岡吉郎氏の野球殿堂入りした偉業を讃えて命名された日帰り温泉です。

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御大の館周辺はもともと「湯ヶ洞」と呼ばれ、以前から温泉が湧いており鎌倉、室町時代にこの地を治めた松岡一族も湯に浸かったとの伝説も残っています。南アルプスの眺望が素晴らしい立地の中、ホルミシス効果たっぷりの県下有数のラドン含有量を誇る単純弱放射能温泉の天然温泉が地下約500Mからくみ上げられています。源泉の温度は約29度で約40度まで加温して浴槽に注がれていて、無色透明の湯でアルカリ性の湯は多少ぬめりがあります。

2013_0615_101251-P1030183施設は大浴場と寝湯、サウナのほかに露天風呂があります。やはり展望のよい露天風呂が人気です。露天風呂からは天竜川の対岸にそびえる南アルプスが一望です。

晴れた日には中央・南アルプスの雄大な山並みが一望  信州下條村「下條温泉 秋桜の湯」

飯田市街から国道151号を南へ向かい、天竜峡を過ぎると、南信州特有のアップダウンとカーブの多い道路に入ります。峰竜太の出身地として名高い下條村に入ると、「コスモスの湯」看板が見えてきて、坂道を上った高台にあるのが、村の花のコスモスにちなんで名付けられた「秋桜の湯」です。鉄筋平屋建ての堂々たる村営の日帰り温泉施設なのです。

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泡風呂やジェット風呂を備えた内風呂である大浴場は、窓が大きく採られ湯船が広く感じます。源泉は約30度のアルカリ性単純硫黄泉で、これを42度に加温して利用しています。湯は透明でツルツル、硫黄泉の泉質は皮膚病、神経痛、糖尿病などに効能があり、爽快な気分で心身ともにリフレッシュできます。

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ここの自慢は岩造りの伊那谷を一望する大露天風呂です。浴室から出ようとガラス戸を開けたとたん雄大な中央アルプスの山並みが正面から飛び込んできます。十数段石の階段を降りた先に、斜面にへばりつくように造られた露天風呂に辿り着きます。景色を遮る屋根もなく、開放感に満ちあふれた湯船からは、飯田市街からは見ることのできない宝剣岳が望め、視線を右にやると南アルプスの仙丈ケ岳が見えます。中央と南の両アルプスに横たわるのが天竜川が刻み込んだ伊那谷という、なかなか 見れない景色が堪能できるのです。

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