自然サイダーとも呼ばれる宝命水が湧き出す100年の名湯・佐久「初谷温泉」

国道254、通称コスモス街道沿いに奇岩怪石が連なる景勝・内山峡。その街道から道をそれること約15分、車がやっと通れるほどの狭い山道に、この先に宿が本当にあるのかおぼつかなくなってきた頃、ようやく初谷川に寄り添うように建つ、湯治場の風情を残す一軒宿「初谷温泉」の建物が見えてきます。荒船佐久高原国定公園内に佇み、自然に囲まれた環境は、ストレスがたまった体によいとのこと。

開湯は古く、明治18年、初代増野定八が栗拾いに行って赤い水が湧いているのを見つけ、持ち帰って病弱な母に飲ませたところ快方に向かったのが創業の由緒です。壁際が温泉湯で、手前がさら湯の2槽に分かれ、まず、さら湯に入って体の汚れを落とし、温泉の成分を吸収しやすくなったら温泉湯につかります。

宿の裏手、敷地内の初谷沢の縁から湧き出す「宝命水」と名付けられた源泉は。鉄分を多く含んだ茶褐色の湯で、胃腸によいといわれています。宿が用意してくれるペットボトルに汲んで宝命水を飲みながら入浴するとさらに効果があるといいます。

2018年11月17日入湯