真田の歴史の町信州松代に湧く黄金湯「加賀井温泉 一陽館」

湯治場の風情が残る建物は、かつては旅館も営んでいたが、今は日帰り入浴のみで、信州秘湯の会会員なのが加賀井温泉「一陽館」です。

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開湯は800年前に遡る。鎌倉時代から伝わる古い温泉で、源頼朝が善光寺参りに来た時に入ったとか、日蓮上人が佐渡へ島流しの前後2回、この湯に浴されたと云われ、信玄の隠し湯とも言われる。

湧出量は毎分600ℓ。源泉は透明で、時間が経つと炭酸カルシウムが析出し、この結晶に鉄分が沈着して赤茶色に変わる。敷地内では、ガスをたっぷり含んだ源泉が湧出していて、なめると塩辛く、わずかに苦みが混じる。泉質は塩化物温泉で、源泉1Kgに12g以上の成分を含み、その高濃度は実に入浴剤を入れた時の85倍の濃度に相当するという。効能も推して知るべしで、リウマチ、アトピー、神経痛、婦人病などに効果がる。湯はぬるめなので、数十分単位でゆっくり浸かることをおすすめ。

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昭和初期に建てられた風格漂う建物には、男女別の内湯と混浴の露天風呂の三つの湯船がある。露天風呂には浴槽が二つあり、それぞれ異なる源泉から引いたお湯が掛け流されている。露天風呂へは、建物の外を回って行くしか道がないので要注意である。女性はバスタオルや水着、入浴着など着用可であるが。

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男女別の内湯がある木造の湯屋に入ると浴槽と脱衣場が面している。長さ7M、幅2Mある細長い湯船の縁には成分が染み付いているので岩をくりぬいたような不思議な造形になっていて、湯治気分はいやおうなく高まってくるが、しかし実は元は木なのである。こちらの湯は半透明である。

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露天風呂の方が温度は低めなので、長い間浸かっていられる。露天風呂には湯口が二つあり、 飲泉もできるのでぜひ試してみてください。胃腸の病気全般によく効くといわれるが、鉄、塩、苦み、炭酸などの味が混じり合ったかなり癖の強い味なので注意が必要です。

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